【トッカン ―特別国税徴収官―】

読書
07 /24 2017
7/22に読み終えました。
3作目まで出ているシリーズです。
続けて読んでいきたいなぁ。

作者は高殿円さん。
井伊直虎を扱った『剣と紅』が面白かった。
「生涯ただ一度の紅だったという」という出だしに惹かれて読むことを決めたことを覚えています。
その後、大河ドラマで井伊直虎が映像化されて驚きました。
原作ではないのですが、同じ井伊直虎でしたから。

本作はこんな感じ。

税金滞納者から問答無用で取り立てを行なう、みんなの嫌われ者――徴収官。そのなかでも、特に悪質な事案を担当するのが特別国税徴収官(略してトッカン)だ。東京国税局京橋地区税務署に所属する、言いたいことを言えず、すぐに「ぐ」と詰まってしまう鈴宮深樹(通称ぐー子)は、冷血無比なトッカン・鏡雅愛の補佐として、今日も滞納者の取り立てに奔走中。 納税を拒む資産家マダムの外車やシャネルのセーター、果ては高級ペットまでS(差し押さえ)したり、貧しい工場に取り立てに行ってすげなく追い返されたり、カフェの二重帳簿を暴くために潜入捜査をしたり、銀座の高級クラブのママと闘ったり。 税金を払いたくても払えない者、払えるのに払わない者……鬼上司・鏡の下、ぐー子は、人間の生活と欲望に直結した、“税金”について学んでいく。* 仕事人たちに明日への希望の火を灯す、今一番熱い職業エンターテインメント! amazonから引用


女性のあだなが「ぐー子」ですよ、「ぐー子」。
いいセンスですよね。

ほかにも笑いの表現で、体をくの字曲げるなど、すごいよなぁ。
大笑いしているのが目に浮かびます。

こんな記述があります。

『この日本で、一番多くの被害者を出す犯罪はなんだと思いますか? そして、その被害者は何人くらい?』
わたしは、すぐに戦争のことを考えた。同じように考えた人はほかにもいたようで、戦争や麻薬、高速道路の手抜き工事などをあげた学生もいた。
けれど答えはわたしたちの予想をはるかに超えたものだった。
『被害者の数は一億五千万人』
だれもが、一瞬目を丸くしていた。わたしも、聞き間違いかと思った。
『そして、犯罪の名は「脱税」です。脱税は、この世でもっとも被害者の多い、重い罪なのです』


ものすごーく納得しました。
そうだよなぁ、脱税って国民全体に被害を及ぼすよなぁ。
本書のヒロイン同様に、目から鱗が落ちました。

さて、そのヒロイン。
驚いたときに、口から出たのが、『げうぇ』…
「二十五歳の婦女子にあるまじき声」とありますが、これも素敵なセンスです、まる。

 
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